2006年03月10日

[書評]死神の精度

好きでもないことを必死にやる。仕事とはそういうものだ。


実は砂漠をだいぶ前に(それこそ容疑者Xの献身よりも前に)読みきっているんだが、書評の体裁に落としこめていないのでこちらを。
近いうちに。

死神で、しかも精度。
伊坂幸太郎にして、タイトルだけ見るとものすごく陳腐でおカタイ感じのするこの違和感。
でも読み進めて見るともう気持ちよくて仕方ない。
電車でも、食事中でも、翌日の寝不足を覚悟したベッドの上でも、とにかく時間ができたら続きを読み進めてしまった。

死神の精度死神の精度
伊坂 幸太郎

文藝春秋 2005-06-28
売り上げランキング : 981
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


続きを読む
posted by SEEK-STYLE.NET at 01:16 | Comment(38) | TrackBack(17) | 【書評】ミステリ

2006年02月23日

[書評]扉は閉ざされたまま

完璧に騙せたはずだった
ただひとりの女性をのぞいては


前回『容疑者Xの献身』を取り上げたので、今回は同じく2006年版このミスから、第二位を獲得した本作について書いてみようと思う。

扉は閉ざされたまま扉は閉ざされたまま
石持 浅海

祥伝社 2005-05
売り上げランキング : 40,189
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


本作はいわゆる倒叙法で書かれている。つまり最初に犯人が明かされ、以降の文章はその謎解きに纏わる過程・エピソードや、犯人の心理描写が描かれているのだ。
あまりミステリーになじみのない方は、『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』シリーズを思い出していただければわかりやすいと思う。
倒叙を厳密に言うと犯人視点での記述になるはずだと思うので、厳密には上記2作品は違うのだけれど。

なので、以後の文章中で犯人やトリックについて言及したとしても、それはネタバレではない。……と、思う。その点だけ了承してもらって読み進めて欲しい。

続きを読む
posted by SEEK-STYLE.NET at 03:56 | Comment(4) | TrackBack(0) | 【書評】ミステリ

2006年02月22日

[書評]容疑者Xの献身

これは間違いなく愛の形である。
たが決して純愛と呼べる類の何かではない。


今回は2005年版「このミステリーがすごい!」第一位を獲得し、先日発表された第134回直木賞授賞作である本書をとりあげたい。

容疑者Xの献身容疑者Xの献身
東野 圭吾

文藝春秋 2005-08-25
売り上げランキング : 262
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


最初に断っておきたいのだが、私は東野圭吾という作家の著作がなんとなく苦手だ。
本作も上記「このミス」での好評価がなければ、読まずにいたことは恐らく間違いない。

それでも、他の作品に圧倒的な差をつけたこの作品。
興味がないわけはない。

続きを読む
posted by SEEK-STYLE.NET at 02:10 | Comment(4) | TrackBack(2) | 【書評】ミステリ

2006年02月20日

[書評]密室の鍵貸します

ストライクゾーンからストライクゾーンに切れ込む
鋭いシュートだ


冒頭の文は本書(正確には初出のKAPPA−ONEの)の後書きに有栖川有栖氏が寄せた一文だ。

密室の鍵貸します密室の鍵貸します
東川 篤哉

光文社 2006-02-09
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


全くこの作品は本格という「ストライクゾーン」から抜け出すことなく、よく「切れ込」んで読者を幻惑している。

続きを読む
posted by SEEK-STYLE.NET at 21:11 | Comment(1) | TrackBack(1) | 【書評】ミステリ

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。